其の四
我輩は亀である。未だに名前は無い。
我輩は自分が♂か♀かぐらい解っているのだが、人間は
我輩が♂なのか♀なのかがわからないらしく、名前を決めかねているようだ。
我輩達、亀の♂♀はちょっとやそっとじゃ見分けられないのだ。
まぁ、そのうち人間にも見破られてしまうだろう。
その時にはきっと何か名前を付けられるのだろう。
我輩にとっては名前なんてどうでも良いことだが。
毎日飯を食って、日光浴をして、眠る。
それが我輩の生活だ。今のところ特に他の用事は無い。
だから名前なんてどうでも良いのだ。
新しい棲み家に来てから何日経ったのだろう。
チビと棲み家が別になってからまた数日経っている。
チビは日光浴の時にしか会わないが、日に日に元気になっているようだ。
我輩と一緒にいた時よりものびのびとしている。
我輩と一緒では何か不都合でもあったのだろうか?
確かに時々チビを押しのけて飯に食いついてはいたが、我輩だって腹が減ってたのだから仕方が無い。
我輩はチビをこわがらせる程がっついていたのだろうか?
見てみよう、こんな顔だ。
こんな顔だ。
こんな顔だ。
怖がる程では無いだろうに。。。
ま、ちょっとは怖いか。
今度チビと会った時には少し優しくしてやろう。
其の五
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