その壱拾五


『亀子ちゃ〜〜〜ん♪』


は――――――いよ―――――――






『亀男く〜〜〜〜ん♪』


ゴハンデスカ?






『お引越しですよ〜〜〜ん♪』


また引越しなのか・・・。
今度はどんな住み家になるのやら
もっとでかい水槽になるんだろうか

と、思っていたら、プラスチック製の水槽に入れられ
一時間経っても二時間経っても出してもらえない
オマケに暗いし揺れるし、非常に居心地が悪い
三時間を越えた頃、ようやく明るいところへ連れ出された




なんだ、元の水槽じゃないか でかくなってないぞ
と、思ったら外の景色がガラッと変わっていた


『亀ちゃん達。ここが新しいおうちですよ〜。』
なにやら我輩達は人間の引っ越しに付き合わされただけのようだ。


う〜〜む

前より景色が悪くなったぞ 


中亀も見てみるか?
ハイ、デハシツレイシテ・・・ヨイショット





あ、おぃ、そういえば島が無いぞ!
さては人間め、移動中に割ったな?

今日はさんざんである






其の壱拾六

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